小説を、読まれる形へ。illusions の書き出し機能
書き終えた原稿を、投稿先や読者に合わせたファイルへ整える。illusions の書き出し機能は、その最後の工程を、執筆の流れから切り離さないための機能です。
電子書籍として配布したいときは EPUB、縦書きの見た目を確認・共有したいときは PDF、編集者や共同執筆者へ渡したいときは DOCX、Web サイトへ掲載するときは HTML。用途に応じて形式を選びながら、日本語小説に欠かせない縦書き、ルビ、字下げ、組版の設定を活かして書き出せます。

用途に合わせて選べる 4 つの書き出し形式
illusions では、ひとつの原稿から PDF、DOCX、EPUB、HTML を選んで書き出せます。形式を変えるために原稿をコピーして作り直す必要はありません。
| 形式 | 向いている用途 | できること |
|---|---|---|
| EPUB | 電子書籍の配布・閲覧 | 表紙、書名、著者名、出版社、識別子、章分割を設定して電子書籍ファイルを作成 |
| 縦書きレイアウトの確認・入稿前の共有・印刷 | 用紙、余白、文字数、行数、フォント、ページ番号まで整えた固定レイアウトで出力 | |
| DOCX | 編集者・共同執筆者とのやり取り | Microsoft Word などで扱いやすい文書形式として書き出し |
| HTML | 自サイトへの掲載・Web 制作 | 完全な HTML 文書、または本文部分だけを選んで出力 |
書き出しの設定は一つの画面に集約されています。形式を選ぶと、その形式で必要な項目だけが表示されるため、初めて電子書籍を作るときにも迷いにくい設計です。
縦書きの原稿を、PDF でそのまま確認する
日本語小説では、本文そのものだけでなく「どう組まれて見えるか」も作品の印象を左右します。illusions の PDF 書き出しでは、縦書き・横書きを切り替えながら、用紙サイズ、用紙の向き、1 行の文字数、1 ページの行数、余白、フォント、字下げ、ページ番号を調整できます。
設定の変更はプレビューに反映されます。たとえば、文庫判らしい密度にしたい、投稿用に A4 で読みやすくしたい、ページ番号を中央下に置きたい、といった調整を、保存前に見比べられます。PDF とプレビューには同じ組版設定が使われるため、確認した見た目をそのままファイルにできます。

作品に合わせて、細部まで整える
PDF と DOCX では、共通の組版設定を使えます。出力先ごとに同じ内容を何度も設定し直さず、原稿に合う基準を作れます。
- 用紙サイズと向き:作品や提出先に合わせて選択
- 縦書き・横書き:原稿の読み方に合わせて切り替え
- 文字数と行数:ページあたりの情報量を調整
- 余白:自動設定を使うか、上下左右を手動で指定
- フォント:作品の雰囲気や読みやすさに合わせて選択
- 字下げとページ番号:段落の始まり、番号の形式・配置まで調整
全角スペースを使った字下げにも対応しているため、提出先や編集環境で字下げに指定がある場合にも対応しやすくなっています。
EPUB なら、原稿を電子書籍として仕上げられる
EPUB は、多くの電子書籍リーダーで利用されている電子書籍形式です。illusions では本文を書き出すだけではなく、読者に届く一冊として必要になる情報も設定できます。
表紙画像は JPEG または PNG を選択でき、書名・著者名・出版社・UUID または ISBN の識別子も入力できます。見出しのレベルに応じて章を分割することも、章分割をしないことも可能です。長編を章ごとに読みやすく届けたい場合も、短編集を一つの流れで読ませたい場合も、作品の構成に合わせられます。
縦書き・横書き、フォント、字下げの設定も EPUB に反映されます。原稿を書き終えたあとに別の電子書籍制作ツールへ移し替える前に、まず読める EPUB を作って確認したい。そんな制作フローにも向いています。

DOCX と HTML で、次の作業につなげる
書き出しは、完成のためだけの機能ではありません。原稿をほかの人へ渡したり、別の媒体で公開したりするための入口でもあります。
DOCX:編集・共有しやすい文書へ
DOCX は、Word をはじめとする文書編集環境で扱いやすい形式です。編集者に原稿を渡す、共同執筆者からコメントを受け取る、手元で別途レイアウトを調整するといった場面で役立ちます。PDF と共通の組版設定を使えるため、書き出す前に整えた文字組みの方針を引き継げます。
HTML:Web 公開に必要な形で
HTML 書き出しでは、DOCTYPE、メタデータ、MDI 用 CSS を含む完全な HTML 文書と、body 要素の中身だけを出力する本文のみの形式を選べます。
自分のサイトに小説を掲載したい場合は完全な HTML 文書を土台にできます。既存の CMS や Web ページの中へ本文だけを組み込みたい場合は、本文のみの出力が便利です。書き出し時に縦書き・横書きも選べるので、Web 上での読ませ方まで意図を反映できます。

書き出しは、数ステップで完了
使い方はシンプルです。
- 原稿を開き、書き出しを選びます。
- PDF、DOCX、EPUB、HTML から用途に合う形式を選択します。
- 必要な設定を整えます。PDF ではプレビューを確認し、EPUB では表紙や書誌情報を入力します。
- 「エクスポート」を選び、保存先を指定します。
設定は保存されるため、いつも同じ判型やフォントを使う場合も、毎回最初から整え直す必要はありません。設定を戻したいときは、リセットもできます。
書くことに集中したまま、届け方まで選べる
小説を書く時間と、原稿を読める形に整える時間は、本来つながっています。illusions の書き出し機能は、縦書きの見た目を確かめたいとき、電子書籍として一冊にしたいとき、誰かに原稿を渡したいとき、Web で公開したいとき、それぞれの次の一歩を一つのエディタから支えます。
書いた原稿を、あなたが届けたい場所へ。illusions で、作品に合った形に仕上げてください。

illusions は、縦書き・横書き、ルビ、推敲、校正、原稿整理までを一つの作業空間で進められる日本語小説エディタです。ダウンロードは illusions 公式サイト からどうぞ。
よくある質問
illusions では、どのファイル形式に書き出せますか?
PDF、DOCX、EPUB、HTML に書き出せます。共有・確認用には PDF、編集作業には DOCX、電子書籍には EPUB、Web 公開には HTML が向いています。
縦書きの PDF を作れますか?
はい。縦書き・横書きを選べるほか、用紙サイズ、文字数、行数、余白、フォント、字下げ、ページ番号を設定し、プレビューで確認してから PDF に書き出せます。
EPUB に表紙や章を設定できますか?
はい。JPEG または PNG の表紙画像、書名、著者名、出版社、識別子を設定できます。見出しレベルに応じた章分割、または章分割なしも選べます。
HTML は既存の Web サイトに組み込めますか?
はい。完全な HTML 文書として書き出す方法に加え、既存ページや CMS へ組み込みやすい本文のみの出力を選べます。
この記事をシェア