MDI・Markdown・テキストを、形式の違いを保って扱う
原稿を別の形式へ渡すときに怖いのは、見た目だけでなく記法の意味まで変わってしまうことです。illusions は拡張子から .mdi、.md、.txt を判別し、それぞれに対応した編集経路を選びます。三つを同じ作業空間で開けますが、内容を暗黙に別形式へ変換することはありません。
形式ごとに、扱う記法を分ける
MDI は日本語組版を含む原稿形式です。ルビや縦中横などの MDI 固有の記法は、MDI として開いたときだけ編集上の意味を持ちます。Markdown は Markdown の記法として、プレーンテキストは入力した文字をそのまま扱います。
| 拡張子 | 主な用途 | 固有記法の扱い |
|---|---|---|
.mdi | 日本語組版を伴う原稿 | MDI の解析・編集機能を利用 |
.md | Markdown 原稿 | Markdown として扱い、MDI 記法は解釈しない |
.txt | プレーンテキスト | 記法を変換せず文字として保持 |
この区別により、たとえば Markdown やテキストに書かれた MDI に似た文字列を、意図せずルビなどへ変えることを防げます。
保存先の拡張子で「別名保存」の形式を決める
別名保存では、保存先の拡張子が目的の形式を決めます。MDI、Markdown、テキストの間で保存先を選ぶと、エディタはその保存先の形式へ切り替わります。元の原稿を開いたまま内部で勝手に別形式へ書き換える方式ではありません。
形式を変える場合は、まず別名保存で新しいファイルを作り、変換後の内容を確認してください。特に MDI 固有の組版を含む原稿では、相手先が扱える形式と表現の範囲を確認してから渡すと安心です。
使い分けの目安
- ルビや縦中横などを使う小説原稿は
.mdiで作成します。 - 既存の Markdown 原稿は
.mdのまま開き、Markdown の構造を維持します。 - 互換性を優先する下書きや素材は
.txtとして扱います。 - 形式を変えるときは別名保存を選び、保存先の拡張子と内容を確認します。
よくある質問
Markdown で MDI の記法を書いた場合も組版されますか?
いいえ。MDI 固有の入力規則と解釈は .mdi の原稿だけに適用されます。.md と .txt では、MDI に似た文字列も文字どおりに保持されます。
開いた原稿の形式は自動で変換されますか?
変換されません。形式は拡張子に基づいて選ばれます。別形式で保存したい場合は、別名保存で保存先の拡張子を指定してください。
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